ウェブ解析士講座について
ウェブ解析士講座とは
皆様こんにちは。デザインファミリーの桃谷です。
皆様「ウェブ解析士」という資格をご存じでしょうか?
一般社団法人ウェブ解析士協会が提供するウェブマーケティングスキルの資格なのですが、
私がこの資格を知ったのは今から10年以上も前のことでした。
ウェブマーケティング担当になりたての私は何から学んでいいかも分からず、
片っ端から「それっぽい」セミナーに参加しては
具体的に自分の業務のどの部分に当てはめて考えたらいいのかさえ分からず
モヤリモヤリとしておりました。
ある日、とある会社様と名刺交換をした際、頂いた名刺にあったのが
「ウェブ解析士」という資格でした。
※厳密にいいますと、その会社様は営業の方含め全員が「上級ウェブ解析士」と名刺に記載されていました。
その会社様は新入社員の方は全員その資格を取得するという社内カリキュラムがあるとの事で、
「ウェブ」も「マーケティング」もよくわかっていない私はとりあえず、その資格に飛びついてみました。
1.ウェブマーケティングというお仕事
そもそもウェブマーケティング担当者の業務範囲ってなんでしょう?
アクセス解析?市場調査?企画?提案?
ChatGPTに聞いてみると、以下のような答えが返ってきました。
ウェブマーケティングの業務範囲は、オンライン上でのブランド認知度の向上、顧客獲得、売上増加などを目的として、様々なデジタルツールやプラットフォームを利用して実施されます。以下は、ウェブマーケティングにおける主な業務範囲です。
- SEO(検索エンジン最適化):
- ウェブサイトが検索エンジンの結果ページで上位に表示されるように、キーワード選定、コンテンツ最適化、内部リンク構造の改善などを行います。
- 技術的SEO対策として、サイトのローディング速度の最適化やモバイルフレンドリーなデザインの実装も含まれます。
- コンテンツマーケティング:
- ユーザーに価値を提供するコンテンツ(ブログ記事、動画、インフォグラフィックなど)を企画、制作し、配信します。
- コンテンツを通じて、ブランドの認知度向上やエンゲージメントの促進を目指します。
- SNSマーケティング:
- Facebook、Twitter、Instagram、LinkedInなどのソーシャルメディアプラットフォームを利用して、ブランドのプロモーションやコミュニティ形成を行います。
- ターゲットオーディエンスとの積極的なコミュニケーションを通じて、ブランドロイヤルティの構築を目指します。
- メールマーケティング:
- ターゲットオーディエンスにパーソナライズされたメールを送信して、製品やサービスの情報を提供します。
- ニュースレターやプロモーションキャンペーンなどを通じて、顧客との関係構築やリピート購入を促進します。
- PPC(ペイパークリック)広告:
- Google AdWordsやFacebook広告など、クリックごとに課金されるオンライン広告キャンペーンの管理を行います。
- キーワードの選定、広告コピーの作成、予算の管理などを通じて、ROI(投資収益率)を最大化します。
- アフィリエイトマーケティング:
- 第三者のウェブサイトやブロガーと提携し、彼らのプラットフォームを通じて製品やサービスを宣伝します。
- 成果報酬型広告で、アフィリエイトパートナーには売上に応じた報酬が支払われます。
- ウェブ解析とデータ分析:
- Google Analyticsなどのツールを用いてウェブサイトやキャンペーンのパフォーマンスを測定します。
- データを分析し、ウェブマーケティング戦略の改善点や最適化の機会を特定します。
これらの業務は、特定のターゲットに達成可能な結果を提供するために、戦略的に組み合わされます。ウェブマーケティングの成功は、これらの要素をどのように統合し、調整するかに大きく依存します。
多すぎます!!((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
しかし、これも一部でしかないし!
会社によって業務範囲もっと広い場合もありますし!!
これらを1つ1つ深堀していってたら、何年かかるのでしょうか。。。
もちろん、何か1つに特化して学習することも大切です。
しかし、多くの方の場合は浅くでもいいので全体を基礎として知っておきたいと思うのではないでしょうか?
私も、ウェブマーケティングがどういったものか分からなかったため、まずは基礎を学びたいと思ったのがきっかけでした。
2.ウェブ解析士とは
最初に申し上げた通り、ウェブ解析士という資格は、
一般社団法人ウェブ解析士協会の資格です。
昨今のマーケティングにおいて、インターネットを使わない選択肢はありません。アクセス解析をはじめとしたウェブ解析データを活用し、デジタルマーケティングを通して事業の成果を導く人材、それがウェブ解析士です。
ウェブ解析士は、ウェブ解析スキルを身につけ、データを読み取り、正しい判断ができるスキルを習得することを目標としています。」一般社団法人ウェブ解析士協会「ウェブ解析士とは」より引用
ここで、ミソなのは「アクセス解析をはじめとした」という部分です。
すなわち「アクセス解析が全てではない」という事です。
公式テキストを見た事がある方ならご存じと思いますが、
第1章から第8章まであり、400ページほどあります(◜ᴗ◝ )
(実は私、2019年版の執筆担当をさせていただきました)
試験は公式テキストから出題されますので、テキストを読み込むしかありません。
(※元々めちゃ知識ある!という方はスルーしていただいて大丈夫ですが)
図解でも説明もありますが、当時の私は読んでも「?????」状態でしたので
講座に参加してしっかり学習をしました。
なんせ1章から8章まであるので、講座もほぼ一日拘束でした(当時のお話です。今は講座は5時間程度)
因みに各章は以下の通りです。
第1章 ウェブ解析と基本的な指標
第2章 事業戦略とマーケティング解析
第3章 デジタル化戦略と計画立案
第4章 ウェブ解析の設計
第5章 インプレッションの解析
第6章 エンゲージメントと間接効果
第7章 オウンドメディアの解析と改善
第8章 ウェブ解析士のレポーティング
見てのとおり事業戦略もあります。
ウェブだけで完結しないから!って、当時の講師からもテキストからも言われました!
ウェブ解析の設計などは、ます目標を達成させるために、必要なスキルと人材の確保なども学びます。
また各技術担当者にどのような依頼書が必要なのかという事まで記載があります。
(範囲広すぎ)
また、広告の基礎や改善するための指標について、メールマーケティングについて、ソーシャルメディアの活用についてと、目白押しです。
(だから、範囲広すぎますって)
知らない事が多すぎてテキストの付箋が「ほぼ全ページ」状態でしたが、
こんなにも範囲が広いのかと驚きました。
今となってはその通りでして、事業というものはウェブで完結することはありません。
広く知っておく必要があるのもウェブマーケターのお仕事なのだと思います。
まだ自分が何者なのか、何者になりたいのか、何を目指しているのか分からないけれど、
ウェブというお仕事をやってみたいと思っている方は、
一度この範囲を勉強しておくといいかもしれません。
せっかく勉強しても実務に関係ない箇所はあっという間に忘れますが、
しっかり勉強をしておくことで、新しい事が始まったときに
「あ、そういえば、これ習った気がする」
と、無意識の自分が助けてくれたりもします。
ギリギリで合格した私は、「これはもっと力をつけなければ」と思い、
上級ウェブ解析士に挑み、「ここまで来たからには」と
ウェブ解析士マスターに挑み、今はマスターとして講座をする立場となりましたが、
いつも講座で
ウェブマーケティングという横文字に「なんだか難しそう」と思い込まないでください。
とお伝えしております。
マーケティングは私たちの生活の中に溢れていて、
どれだけキャッチできるか、どれだけアウトプットできるか
という事が重要なのだと思っています。
資格が全てではないですが、
20年前にPCも触れない私が突然
「君、今日からウェブマーケティング担当だから」とポンと肩をたたかれた時
右も左も分からず辿り着いたウェブ解析士という資格は
間違いなく今の私の基礎を作ってくれたものとなりました。
また、「合格する」という一つの目標を達成するだけで
人は自信に繋がったり、達成感を得る事ができということも学びました。
3.まとめ
ウェブマーケターって何を勉強したらいいの?と思っている方は
一度ウェブ解析士テキストを熟読するか、講座を受けてみる事をお勧めします。
そして、これからウェブ解析士を目指すという方は
1章~8章まで、みっちり勉強に励んでください!応援しております!
Writer.
この記事を書いた人
桃谷 雅美
リアル店舗での接客業を10年経験した後、ウェブマーケティング業界へ転身。リアル店舗での販売経験を活かしながら、ウェブサイトの改善やディレクションを行っています。
また、心理学のNLP(ニューロロジカル言語)の講師の資格を習得し、サイト運用を心理学というアプローチから改善できるよう日々研究を行っています。
■所有資格
ウェブ解析士協会 ウェブ解析士マスター・上級SNSマネージャー
心理学/米国NLP協会認定コーチ
心理学/全米NLP協会認定トレーナー