強調スニペットの影響によるYahoo!からの検索トラフィック減少はゼロにはならない!?【2/4更新】
目次
強調スニペットの仕様変更検証を行います!
皆様こんにちは。
SEO研究家の大谷です。
SEO業界で今もっとも熱い情報の「強調スニペット仕様変更」について、
色々な情報が飛び交っています。
例えばこんな情報
・検索結果で「1位」取ってたのに消える!?
・強調スニペット取ってたらYahoo!検索で消えてトラフィックは0になる!?
私自身色んな方から連絡が来ました。
あまりに質問が多かったので皆さんが困っている情報を検証したいと思います!!
検証の前に、時間が無い方のために結論を申し上げますと、
Yahoo!で強調スニペットが出ないクエリはSEO1位をキープが正解!!
つまり1位を取っていたクエリ、または1ページ目にランクインしていて強調スニペットが出ていないクエリは消えません。
Yahoo!からの検索トラフィックゼロになるは現時点(2020年2月4日現在)では間違いです。
これから検証に入りますが、下記に解説する内容は2020年2月4日(火)午前10時20分現在の情報のため、
後日仕様調整が入った場合はこの限りではありませんのでご了承の上、ご覧ください。
強調スニペットって何!?
強調スニペットって何!?という方は是非以下をご覧の上、調べてみてください。
Google の検索結果では、標準の形式とは異なり、ページへのリンクより先にそのページの内容を記述したスニペットが表示されることがあります。このように表示された結果を「強調スニペット」と呼びます。
強調スニペットは、ユーザーの探している情報が見つけやすくなると判断された場合に表示され、実際にリンクをクリックしたときの内容やページに関する説明を見ることができます。モバイルや音声で検索を行うユーザーに特に便利な機能です。
通常、強調スニペットにはリスティングが 1 つ含まれますが、複数表示される場合もあります。
※Google社の説明を引用しています。Google社公式強調スニペットの仕組み
それでは検索してみましょう!
検証1:検索結果で「1位」取ってたのに消える!?
この問題について検証してみましょう。
「セサミン効果効能」でGoogle検索!
以下が出ました。
強調スニペットは表示されていますが、1位は消えていますね。強調スニペットの仕様変更が入るまでは1位でした。
2ページ目にもいません。
次に同じクエリでYahoo!検索!
強調スニペットが出ました。ここでGoogle検索と違うところは、広告の上に出ています。
SEOの1位は消えているのかとスクロールすると
出てます!1位は消えていません!
検証1のまとめ
Google検索では強調スニペットが表示されていると、1位または1ページ目にランクインしている同一ページは圏外となる。2ページ目にもいない。Yahoo!検索では強調スニペットが表示されている場合、1位または1ページ目にランクインしている同一ページが表示される!!
※すべてのクエリで調べた訳ではありませんが、現状調べられる強調スニペットがこの現象でした。
検証2:強調スニペット取ってたらYahoo!検索で消えてトラフィックは0になる!?
この問題について検証してみましょう。
Yahoo!検索でも強調スニペットは出ますが、一部クエリが出ないようです。
強調スニペットが出ないクエリの共通点を探してみたところ、
結論:テーブルタグを引用しているような強調スニペットはYahoo!では表示されにくい!
ではどんなクエリがGoogle検索では強調スニペットとして出ているのに、Yahoo!では強調スニペットとして出ないのかを調べてみましょう!
「インカム レンタル 料金」でGoogle検索!
以下画面は大きく強調スニペットとして取り扱われています。
強調スニペットに引用しているコードを見ると、画像の一部とテーブルタグの表内の一部ですね。
「インカム レンタル 料金」でYahoo!検索!
つぎに同じクエリでYahoo!検索すると、
通常なら広告の上に表示されている強調スニペットが消えていますね。
ではSEOの順位から消えてはいるのでしょうか?
1位に表示されています!!
その他のテーブルタグを引用している強調スニペットクエリではどうでしょうか。
「アイフォン10 値段」でGoogle検索!
Google検索では強調スニペットが表示されており、SEOの検索結果からは消えていますね!!
「アイフォン10 値段」でYahoo!検索!
つぎに同じクエリでYahoo!検索すると、
強調スニペットは非表示ですね。
気になるSEOの順位を調べると、
検索結果1ページ目に表示されていました。4位ですね。もともと1位ではなく強調スニペットに出ていたパターンかと思います。
検証2のまとめ
Googleでは強調スニペットが取れている場合に、Yahooでは強調スニペットが非表示になってもYahoo!検索においてはSEO順位は維持されるようですね!
なので皆さん安心してください!この記事のタイトル通り「強調スニペットの影響によるYahoo!からの検索トラフィック減少はゼロにはならない」ことが確認されたと思います。
今後も仕様変更があるかもしれませんので引き続き確認していきますね!
Writer.
この記事を書いた人
大谷 将大
自称SEO研究家の大谷です。私は「趣味がSEO」。人に変態と言われながら研究者並みの知識を無駄に積み重ねてきました。不定期ですが、SEOセミナーも行っています。
▼加盟団体・所有資格
・一般社団法人全日本SEO協会認定SEOコンサルタント
・SEO協会指定検定審査委員 兼 構造化データ特別研究員
・SEO研究会所属